歯周病は、歯を支えている歯ぐきや骨が、
細菌の感染によって炎症を起こし、 破壊されてしまう病気です。
初期症状はほとんどなく、 気づかないうちに進行 し、
最終的には歯を失う原因になります。
歯周病のリスク
歯周病は、歯周病菌による感染が主な原因ですが、
下記いくつかの要因がリスクを高めます。
年齢
加齢とともに歯周病のリスクは高まります。
喫煙
喫煙は、免疫力を低下させ、歯周病の進行を加速させます。
糖尿病
血糖値が高い状態は、細菌の繁殖を促し、歯周病を悪化させます。
ストレス
ストレスは免疫力を低下させ、歯周病のリスクを高めます。
遺伝
家族に歯周病の人が多い場合、リスクが高まる可能性があります。
口腔ケア
歯磨きが不十分だったり、
歯周ポケットにたまった歯垢や歯石を取り除けていない場合、歯周病のリスクが高まります。
8020運動とは?
8020運動とは、厚生労働省が提唱する、
「80歳になっても自分の歯を20本以上保つ」ことを目標とする運動です。
なぜ20本なのか??
歯がなくなるほど咬む能力は低下する。
物が食べられなくなる。
1980年代に愛知県の豊田加茂歯科医師会の地域において、みよし市の後藤歯科 後藤真人らの研究によって、 年齢に関係なく、失った歯の数が10本以下であればほとんどの食品を食べることができるという結果が出された。
健常者において歯の本数は28本(親しらずを除く)。 28本-10本=18本 このことから、歯科保健目標として生涯の喪失歯数を10以下に抑え、20本以上を残しましょうという目標が設定された。
歯を長く健康に保つことは、
単に食事を楽しむだけでなく、全身の健康にもつながります。
若いうちから歯の健康を意識し、
80歳まで自分の歯で食事を楽しめるようにしましょう。
定期的な検診で歯周病を予防し、
健康な歯を長く保ちましょう!
歯医者の選び方
残念ながら、歯科医院によっては、
歯科衛生士が不足しているために、歯科助手の方が治療に携わっている場合も。
歯科助手も歯科医療のサポートを行なう重要な役割ですが、歯科衛生士と比べると専門的な知識や経験が異なります。
必ず国家資格を持った歯科衛生士が施術してくれる歯科医院を選びましょう!